子供にピアノの習い事をさせたいと考えている方は多いでしょう。
しかし、ピアノレッスンを行っている楽器店では、初心者に20〜25万円のピアノの購入を勧めています。「現実的じゃないかも…」と諦めてしまう方もいるかもしれません。
私は幼稚園の時からピアノを習っており、保育士時代にはピアノを習っているさまざまな家庭を見てきました。
その経験から、不安になっているママやパパに「お金をかけなくてもピアノは習える!」と後押ししたいと思います。
この記事では、購入時期の目安や、高いピアノを買うリスクをお伝えします。
子供のピアノはいつ買う?購入時期の目安
ピアノを買うタイミングは重要です。
もちろん楽器店が伝えているように、はじめから生ピアノに慣れるのは、今後の成長に効果的です。
しかし、それは子供の成長のみを考えた場合です。
具体的な購入時期の目安としては、以下のタイミングが考えられます。
- ピアノの習い事をはじめて3年経過
- 小学校3・4年生になったら
それぞれの理由を説明します。
ピアノ習い事を始めて3年経過
ピアノの購入時期として、習い事を始めてから3年が経過したタイミングが一つの目安です。
この時期には子供がピアノに対して本格的に興味を持ち、基礎的な技術も身についていることが多いためです。
ベネッセの調査では以下のような結果がでています。
やめた習い事はどのくらいの期間、続けましたか?
最も多かったのは、「習い始めてからやめるまで1年~2年未満」という回答。次いで「2年~3年未満」でした。二つを合わせると、全体の約40%に達します。約4割の子どもが、習い事を1年~3年ほど続けてからやめていることになります。また、「習い始めてからやめるまで半年未満」「半年~1年未満」の合計も全体の25%を占めています。習い始めて1年未満でやめる子どもも少なくないことがわかりました。
ベネッセより引用
はじめの数年間はキーボードや電子ピアノにすると、子供にピアノの習い事が合っているかが見極められ、経済的な負担も軽減できます。
「買い替えるのはもったいない」「物を増やしたくない」方には、サークルトイズのキーボードレンタルがおすすめです。
小学校3・4年生になったら
小学校中学年になると、子供の手の大きさや力もピアノに適した状態に近づきます。
自分の意思で習い事を続けたいかを考えることも可能です。
このタイミングで本格的なピアノの購入を検討しましょう。子供と話し合って決めるのがおすすめです。
小学校中学年という年齢は、音楽の基礎がしっかり身についてくる時期でもあります。
焦らずに、子供の成長を見守りながら、最適なタイミングで購入しましょう。
はじめから88鍵盤がおすすめ
はじめはキーボードや電子ピアノで構いませんが、88鍵盤のものにはこだわりましょう。
本物のピアノと同じ鍵盤数で練習ができるため、後からピアノに移行する際のギャップが少なくなります。
サークルトイズなら、88鍵盤のキーボードのレンタルもありました。気になる方はチェックしてみてください。
子供のピアノはどれを買う?種類と価格の相場
ピアノの購入を検討するためには、種類と価格の相場を知っておく必要があります。
自分の予算や目的に合ったピアノを選びましょう。
キーボード・電子ピアノ
キーボードや電子ピアノは、手頃な価格で手に入るため、はじめてピアノを習う子供に向いています。
価格帯は50,000円以下の商品が多い傾向です。
初心者には十分な機能を備えているため、最初のステップとしておすすめです。
中古アップライトピアノ
中古のアップライトピアノは、50,000〜300,000円で購入できます。
音質が良く、長期間使用できるため、より本格的な練習が可能です。
新品アップライトピアノ・中古グランドピアノ
新品のアップライトピアノや中古のグランドピアノは、300,000〜700,000円の範囲で販売されています。
音質やタッチが非常に良く、上級者や長期間使用を考える家庭に適しています。
子供に高いピアノを購入するリスク
高価なピアノを最初から購入することにはリスクがあります。
主なリスクは以下の通りです。
- 習い事をつづけられる不確かさ
- 子供の興味が変化する可能性
- 経済的な負担の大きさ
習い事を続けられる不確かさ
子供の習い事は、始めてみないと続けられるかどうかは分かりません。
約4割の子供が習い事を1〜3年ほどでやめています。
小学校高学年になるにつれて、時間が取れなくなったり、習い事の場所や料金などが理由になる可能性があります。
最初から高価なピアノを買うと、続けられなかった場合に大きな損失です。まずは、レンタルや手頃な価格のキーボードで様子を見ましょう。
子供の興味の変化する可能性
子供の興味は成長と共に変わりやすいです。ピアノに対する情熱が続くかどうかは未知数です。
関わる友達の影響で、異なる習い事に興味が移る可能性もあります。
子供が自分の意思で続けたいと感じるようになってから、本格的なピアノを購入するのが良いでしょう。
経済的な負担の大きさ
高価なピアノを最初から購入すると、家計に大きな負担がかかります。
本格的なピアノを購入すると、習い事の費用に加えて、調律などの楽器のメンテナンス費用も必要です。
無理をして高額なピアノを購入するよりも、経済的に負担の少ない方法を選ぶことが大切です。
子供のピアノを買うタイミングを早まらない
子供にピアノを習わせたいと思っても、高額なピアノの購入にためらう親も多いでしょう。
ピアノの購入時期は、習い事を始めて3年後や小学校中学年になるタイミングが目安です。
はじめのうちはキーボードや電子ピアノで代用し、レンタルも活用できます。
はじめから88鍵盤のキーボードを選ぶと、本物のピアノへの移行がスムーズですよ。
まずは手軽な方法で始め、子供の興味と成長に合わせて本格的なピアノを検討しましょう。